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XXX(トリプル・エックス)は1997年6月25日にリリースされたFENCE OF DEFENSEの10thアルバム。 == 解説 == デビュー以来所属していたEPICソニーからポリドール(現ユニバーサル・ミュージックに移籍しての第1弾アルバム。 タイトルのXはローマ数字の10を意味し、リリースがバンドのデビュー10周年に当たることと10枚目のオリジナルアルバムであることに掛けている。3つ並んでいるのは前のオリジナルアルバム「hot dogs」同様、メンバーの人数に掛けているためで、ジャケットは「見ざる言わざる聞かざる」を模している。この時期のLIVEも10周年記念として、新曲以外にも代表曲を網羅したベスト的な選曲で実施されている。 北島健二がこの作品以降、ヤマハ・KK-1以外のギターを使用するようになり、この作品では主にギブソン・レス・ポールを使用している。 このアルバムはFOD史上初となる外部プロデューサーを迎えた作品で、外部ミュージシャンも多数起用され、北島が当時併行して活動していたPEARLの田村直美も参加している。同バンドと田村はこの時期、FODと同レーベル同プロデューサーでの活動を行ってもいた。作詞には作詞家の森雪之丞をシングルを含む多くの楽曲で起用している。 先行シングルのリリースも活発に行われ、前年のシングル「遥か~Sailing for my dream~」はTBS系アニメ『B'T X』OP曲に起用され、スマッシュヒットを記録した。ちなみに同曲は当初、リリース予定のない所謂「没曲」であったが、同アニメの原作者車田正美がこの曲を非常に気に入ったため、主題歌に起用→シングルリリースにいたった経緯がある。 これらの先行シングルは、アルバム未収録の曲が多く、未収録曲は「逆転」(「君のあるがままを」C/W曲)、「RIGHT NOW」(「遥か~」C/W曲)、「三重人格」(「失楽園~」C/W曲 ※アルバムに収録されているのはREMIXバージョン)、「悲劇のライオン」(「火を貸してくれ」C/W曲)と4曲もあり、アルバム発売後にリリースされた「13月の革命」も、カップリング曲の「黄金の魂(ソウル)」と共にアルバム未収録である。これらの曲は、2007年に発売されたベストアルバム「GREAT FREAKERS BEST」にも収録されておらず、現在音源の入手は困難となっている。「RIGHT NOW」はライブでも頻繁に演奏され、当時、山田は雑誌のインタビューで、「カップリング曲の方がフェンスらしいと言われることは良くある」と答えている。 なお、FODのヒットシングル「SARA」「時の河」「DON'T LOOK BACK」「遥か~Sailing for my dream~」はいずれもテレビアニメのテーマ曲であるため、彼らを(揶揄的なニュアンスを込めて)「アニソンバンド」と語る向きもあるが、西村はいずれの作品も原作や企画書を精読してから取り組んでいる(特に「横山光輝三国志」(西村が音楽監督を担当)全巻読破は当時の雑誌インタビューで語られており、自身のブログでも2008年の三国志展に行ったという記述がある)。 先行シングルの多くはテレビタイアップを獲得し、またこの時期西村は「それいけ!!ココロジー」のPSソフトの音楽監督を務めてOSTを発表するなど、レーベル側もこれまで以上に商業的成功を志向していた。アルバムリリース後も、シングル「13月の革命」(テレビ東京系アニメ『異次元の世界エルハザード』OP曲)のリリースが行われたが、その後FODはイーストウエスト・ジャパン(現ワーナーミュージック・ジャパン)に再移籍する事となる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「XXX (アルバム)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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